オーストラリアの有名ロックバンド特集 オージーロックが熱い!

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オーストラリア、豪州。
多国籍の人々が住むコスモポリタンであり、文化も多種多様。
音楽的には日本と同じくUSとUKの影響を受けているが、英語圏なのでUS・UKという世界と同等に肩を並べる有名ロックバンドがたくさんいる。

既にレジェンドとなっているバンドも含め、オーストラリアの代表的なロックバンドをまとめてみたい。

60年代 - 70年代 - 80年代

どこの国とも同様、60年代よりロックの文化が開けたオーストラリア。
主にイギリスなどヨーロッパからの移民で形成されていた国であったため、音楽的にもその流れが感じ取れます。

60年代にはEASYBEATS、VALENTINES、TAMAM SHUDなどのバンドが存在し、オーストラリアでの人気はビートルズを凌ぐほどだったといいます。

ただ、世界的な人気を獲得し注目され始めたのは80年代だと言われています。
下記に並べられるオージーロック界のレジェンド達によって切り拓かれていきました。

Midnight Oil (ミッドナイト・オイル)

オーストラリアの代表的な国民的バンド
72年、"The Oils"としてシドニーで結成されたバンド。

76年に"Midnight Oil"と改名、人種問題や環境問題を基にした社会的なメッセージが強い。
フロントマンであるピーター・ギャレットの見た目は強面だが曲調はポップ。
シンプルな演奏の中に骨太な激情型の訴えを感じ取ることができる。

核兵器撲滅を訴え1983年のアルバム『Red Sails in the Sunset』は日本でレコーディングされ、1985年のEP『Species Deceases』は広島/長崎の惨事から40年目に敢えて発表。
しかしピーター・ギャレットは世界的な反捕鯨主義者でもある。

先住民から奪った土地の返還を訴える「Beds Are Burning」が全世界で大ヒットし、アルバムはオーストラリアでは6週連続NO.1獲得、全米でも最高位21位を記録した。

ピーター・ギャレットの政界入りに伴い02年に解散したが、2度リユニオンライヴを行い2016年に正式に再結成し活動を続けている。

2021年にリリースされた『Rising Seas』のMVでも社会的訴えが見て取れる。

AC/DC

オーストラリアで最も成功を収めたバンド
73年、シドニーで結成されたハードロックバンド。

マルコム(Gt)とアンガス(Gt)のヤング兄弟を中心に結成され、二人の兄であるジョージ・ヤングがプロデュースを行った。

1980年リリースの『Back in Black』は全世界で5000万枚以上の売り上げを記録し、世界史上マイケル・ジャクソンの『Thriller』、イーグルスの『Greatest Hits 1971-1975』に続いて、世界史上3番目に売れたアルバムである。

AC/DCといえば制服姿のアンガス・ヤングとSG。
リズムに乗って歩きながらギターを弾く姿が印象的。

メンバーチェンジを繰り返しながらも世界的バンドとして長く活動を続け、おじいちゃんになってもロックし続けている。
2017年、マルコムが64歳で死去。

INXS (インエクセス)

ニューウェイヴポップを体現し世界で活躍
77年、シドニーにて結成。

70年代から80年代前半にかけて流行したニューウェイヴムーヴメント。
ディスコミュージックのような電子音が目立ったジャンルであるが、有名なのがDuran Duranだろうか。
それと同時期に結成されたINXSは世界的に成功した数少ないオーストラリアのバンドだ。

87年リリースの6th『KICK』は全米3位、全世界で1000万枚以上の売上を上げた。
91年にはロンドン・ウェンブリースタジアム公演を行い74,000人の動員を記録した。
ブリッド・アワードでは、ベスト・インターナショナル・グループ、ヴォーカルのマイケル・ハッチェンスはベスト・インターナショナル・男性ヴォーカルを受賞。

そんな大成功を収めたINXSだが97年マイケル・ハッチェンスの自殺により活動を停止。
新たなヴォーカルを探し活動を続けてきたが2012年に正式に解散。

個人的には全然受け付けないが、その功績は凄まじい。
この手のモノがロックなのかどうかも個人的には曖昧なのだが、オーストラリアのバンドを特集するのにINXSを揃えないのはナンセンスだろう。
後述するが、Grinspoonが『Don't Change』をカヴァー。
この曲はフェイヴァリット。

INXSの行ってきた世界規模の活動や影響力には敬意しかない。

Men at Work (メン・アット・ワーク)

グラミー賞最優秀新人賞にも輝いたオージー・ロックの生みの親

1979年、メルボルンにて結成。

コリン・ヘイとロン・ストライカートとのアコースティック・デュオとして結成されたが後にバンド形態へ。
82年に世界進出すると「Who Can It Be Now?」「Down Under」が全米ナンバーワンの大ヒット。
グラミー賞最優秀新人賞を受賞した。

ポップでコミカルながらも大人びた音楽性はオーストラリア産ニューウェイヴとも呼ばれている。
メンバーの脱退により85年の3rd『Two Hearts』を最後に活動を停止。
10年後に再結成、2000年のシドニーオリンピック閉会式でのライヴパフォーマンスを行うなど国民的な人気と支持は根強い。

2002年に解散しているが、現在もボーカルであるコリン・ヘイがバックバンドを率いて活動中。
世界的な人気も根強く精力的に活動している。
「Who Can It Be Now?」「Down Under」は現在も歌えばシンガロン状態。
結成からの年数からすればリリースした作品数は少ないが、これほど当時の曲が今も愛されていることは驚くばかりだ。

Powderfinger (パウダーフィンガー)

数々の賞を受賞しベスト・グループにも選ばれたオーストラリアの誇り高きバンド
1989年にブリスベンで結成。

Neil Youngの曲名から付けられたPowderfinger。
元々70-80年代の曲のコピーから始まったというバンドで、その通り少し土臭さを感じるフォークロックが主体と感じ取れる。
各々の感性を極限に煮詰めたバンドサウンドが何とも心地よく、高い完成度を持たせている。

曲を聴けばそのクオリティーの高さは納得のいく出来だが、敢えて前に出ようとしないような大人の感性も表現しているように思える。
そこが評価に繋がっているんじゃないかと思える精神性の高いロックがここにあると思う。
しかしながらエモーショナルな感情が演奏と歌唱に表されており、気がつくと心を揺さぶられている。

大げさなことは必要じゃない。
ポップスに数えられても良いが、聴けばロックだと感じる攻め方をしているオーストラリアのR.E.Mといったところだろうか。
その美しいメロディーは永遠であり、世界的に評価されるべきである。

2010年に「言いたいことは全て音楽的に言った」として解散。

You Am I (ユー・アム・アイ)

オーストラリアが誇る偉大なレガシー
1989年にシドニーで結成されたオルタナティヴバンド。

グランジムーヴメントが始まろうとしている最中に結成されたバンド。
枯れたサウンドとポップス性が初期のSonic Youthを想起させる。
実際にSonic Youthのリー・ラナルドにサンプルを送り、You Am Iのプロデュースを行うことになった。

チャート1位を連発し数々の賞を獲得。
現在ではオーストラリアを代表する大御所オルタナバンドとして君臨している。
オーストラリアの多くのバンドが影響を受けており、特に有名なのはJETが彼らからの影響を公言している。

日本ではあまり認知されていないが、海外での評価は高くoasisがYou Am Iを気に入りサポートに選びツアーを回っていたこともあった。

彼らの音楽は曲によって様々な顔を表す。
とてもヴァラエティーが豊富で飽きさせない構成だと感じる。
オーストラリアは日本と同じUSとUKの間にある国なので、音楽面の影響はどちらからも受けるのは当然だ。
Sonic Youthかと思えばTeenage Fanclubと似たところもある。
つまり90年代を象徴するサウンドなのだ。
90'sファンにはたまらないサウンドがここにある。

Spiderbait(スパイダーベイト)

男女混合ツインボーカルのオージーオルタナティヴ
89年、ニューサウスウェールズ州フィンリーにて母体となるバンドを結成。
91年にファーストシングルをリリースした。

紅一点のベース&ヴォーカル、ジャネット・イングリッシュ
ドラム&ヴォーカルのクラム
轟音ギタリストのウィッティからなる3ピースバンド。

珍しい編成で荒々しく轟轟にロックしまくるバンドである。

パンキッシュなイメージが強く、この手のジャンルでは女性ボーカルが中々存在しなかった。
今のオーストラリアには多くの女性ボーカルバンドがいるが、Spiderbaitの影響を強く感じるバンドもいる。

ただ荒々しいだけでなく、女性らしい透き通るような美しい歌声のポップな曲も多数あり、同じバンドとは思えない面白さが魅力の一つでもある。

2004年には、1930年代のリード・ベリーの曲「ブラック・ベティ」のカバー・バージョンがARIAシングル・チャートで1位を獲得。
2004年から2013年まで活動を休止していたが、9年ぶりのアルバムで復活を遂げた。

個人的には95年リリースの『The Unfinished Spanish Galleon of Finley Lake』に思い入れがある。
オーストラリアにいた頃、オージーの友達にやたら勧められました。
このギターサウンドこそが非常にオーストラリアらしい音だと思えます。

Bodyjar (ボディジャー)

パンクを基にした豪州ロック
1990年にメルボルンで結成。

Damnationというバンド名で活動を開始し、その後Heliumに改名。
その後Bodyjarへと再び改名した。
初期は速さや粗いサウンドでパンク色が強いが徐々にオルタナ要素が強調されていきJimmy Eat Worldのようなエモコアのように進化していった。

Bodyjarは非常にバランスが良くクリアなサウンドで誰でも好きになれるんじゃないかと思う。
単純な構成ではなく各々必要な技術を織り込み耳馴染み良く形成されている。

2009年に解散したが、2012年に再結成。
2013年に『Role Model』、2022年に『New Rituals』をリリース。
素晴らしいので一度聴いてみて欲しい。

The Waifs (ザ・ウェイフス)

大自然に育まれたフォーク・ロック
92年、ウエスタン・オーストラリア州アルバニー(オルバニー)で結成。

オーストラリアの大型フェス・Big Day Outへの出演で『London Still』を知り、その美しさから虜になってしまった。
地元のパブでカバーを披露していたシンプソン姉妹と弦楽器を操るジョシュ・カニンガムからなるトリオ編成。

南極海に面したオーストラリア最古の街・アルバニーは壮大な自然のある田舎町。州都のパースから400km離れており、ワイナリーも沢山ある場所だ。
ゆっくりと時が流れる土地のようにThe Waifsの音楽もどこか自然の美しさやのんびりとした気楽さが感じられる。

メルボルンに拠点を移し、積極的にツアーを行い北米でのフェス参加、ボブディランのサポートを務めるまでになった。
また、後述するThe John Butler TrioとJarrah Recordsというレーベルを設立している。

Frenzal Rhomb (フレンザル・ロム)

過激なアートワーク、タイトル、歌詞が論争を巻き起こすオージーパンクス
92年、シドニーで結成。

95年にデビューし2000年までは年に1枚はアルバムをリリースしていたパンクバンド。
過激な言動やアートワークで大人と揉めることも多いが、そこはロックだろう。

過激とは言ってもFrenzal Rhombは非常に聴きやすい。
荒くれた演奏はしてもメロディアスでサウンドとの相性が良くBad Religionのようなパンクだ。

2003年にリリースした『Sans Souci』の評判が良く、それはまた別記事で書こうと思う。

Silverchair (シルヴァーチェアー)

15歳でオージーロックのトップに立ったモンスターバンド
94年、ニューキャッスルで結成。

15歳の時にTV局のバンドオーディションで優勝し、デビュー。
まだ幼さの残る彼らのグランジ曲が話題を呼び、1stアルバム『Frogstomp』がいきなり全豪1位。15歳にしてオーストラリアを代表するロックバンドとなった。
世界中でもヒットし、以来オーストラリアでは全作1位という根強い人気を誇った。

個人的にSilverchairは世代的にドンピシャであり、オーストラリアのバンドと言ったらSilverchairがまず思い浮かぶ。
2nd『Freakshow』までは完全にNirvanaとPeal Jamの真似事だった。
容姿からも影響を多大に受けているのは容易に感じ取れた。

しかし3rd『Neon Ballroom』から音楽性は大きく進化し、バンドは個性を形成させていった。
ストリングスを取り入れ、劇的な展開や変拍子を華麗に決める。
ヘヴィーな要素もより"等身大な感情"を反映させられているように感じられた。
大人になると共にオルタナティヴバンドとしても成長していた。

続く4th『Diorama』では劇的要素をさらに増強させ、20代前半とは思えないソングライティング力を発揮した。

デビュー時は日本でも大きく取り上げられていたが、徐々に日本での知名度は下がっていったと思う。
英語圏での人気は高く、U2のボノが高く評価していたり、Good Charlotteのギタリストのビリー・マーティンは『Neon Ballroom』のジャケットのイラストを腕にタトゥーを施すほどの大ファンであったりする。

そんな私も大ファンであり『Diorama』は生涯のベストアルバムの一つである。
その後はポップ路線に転換した『Young Modern』をリリース。
この変わりようは正直マイナーチェンジと感じざるをえなかったが。

2011年に無期限の活動停止を発表し、各々ソロプロジェクトやビジネスに力を入れている。

The Living End (リヴィング・エンド)

ダブル・ベースが鼓舞するロックトリオ
94年、メルボルンで結成。

グレッチとダブル・ベースという、パッと見はロカビリーバンド。
曲はGreen Dayのようなポップパンクが多いが、パンクだけでなく幅の広いオールドスクールスタイルのロックバンドだ。

日本の雑誌などのメディアでもよく記事を見た記憶があり、サマーソニックへも出演している。

数十年活動をしてきて新たに発せられる楽曲は、進化と変化が伺えて非常に面白い。
The Living Endは2~3年おきにアルバムをリリースし続けており、どれも最高の状態のバンドを見せ続けている。

The Vines (ザ・ヴァインズ)

「Beatles meets Nirvana」と評価されたロックの救世主
94年、シドニーで結成。

結成して数年間はろくに活動はしていなかったようだが、数年後にデモテープがきっかけでデビュー。本格的な活動は2000年以降。
世界中で高い評価を得てデビューアルバム『Highly Evolved』は大ヒット。

デビュー時のキャッチコピーは「ビートルズ・ミーツ・ニルヴァーナ」。
ビートルズとニルヴァーナを足した感じなの?とCDを買って聴いてみると「あっホントだ」となった。
めちゃくちゃカッコよかった。
中にはビートルズのギターリフをオマージュしたようなリフもあり、そこにクレイグ・ニコルズの気怠いようなシャウトが乗っかる。

サウンドはシンプルで小難しいことはしていない。
この頃はロックンロールリバイバルムーヴメントが来ており、The StrokesやThe Hives、The White Stripesらが次々にヒットを連発していた。ガレージロックが世界中で流行りだした。
中でもThe Vinesはメロディーのポップス性が高く、どこかストーナーロックのような危うさが魅力的。

徐々にデビュー時よりモダンなサウンドになってきているが、それもまた良い。
メロディーセンスとクレイグの歌声は素晴らしい。

メンバーチェンジを行いつつコンスタントにアルバムをリリースしている。

The John Butler Trio (ジョン・バトラー・トリオ)

巧みな演奏技術のジャムバンド
95年、フリーマントルで結成。

ジャンルに囚われない独立した音楽性を放つThe John Butler Trio。
2004年の3rd『Sunrise Over Sea』が素晴らしすぎてハマリ込んだ。

ブルース、フォークやファンクを独自的にアウトプットし、そのスキルの高さから不動の人気を得た。
ギターを打楽器のように奏でたり、スライドバーを全編に使用したオープンCやDの変則チューニングでの奏法、バンジョーなどを使ったトラディショナルサウンドなど、卓越した個性とプレイを発揮している。

惚れ惚れしてしまうプレイに、ラフさが気持ち良い楽曲群。
日本での人気も高くFUJI ROCK FESTIVALでは複数回出演している。
是非大トリで観てみたいものだ。

Grinspoon (グリンスプーン)

根強い支持を得たオルタナティヴバンド
95年、ニューサウスウェールズ州のリズモアで結成。

初期はグランジ色と当時のUSロックの流行りが交ざった音楽スタイルだったが、2002年リリースの『New Detention』にてグランジ路線とは一線を画す変貌を遂げた。
それはより大衆的に受け入られやすいサウンドであり商業的に成功した。

古くからのファンはそれを良しとしなかったかもしれないが、ライヴではそれまでの曲も演奏しており完全なる変化ではなく、あくまでも自然な流れとしての進化だと受け取られた。
またINXSの『Don't Change』をカヴァーしヒットへ繋がった。

意図的に新しい聴衆を探していることを認めたが、それまでがUSロックの影響を強く受けていたこともありバンドとして大きくまとまったと感じられた。
以降はフェスでのヘッドライナーなども務め確実な人気を得た。

2013年無期限の活動休止を発表し、個々のプロジェクトを追求している。

Sick Puppies (シック・パピーズ)

フリーハグで大ブレイクのオルタナティヴバンド
97年、シドニーで結成。

Silverchairのファンであったメンバーが意気投合してコピーバンドとして結成。
オリジナル曲を制作し始め、地元での知名度が上がってきた後に拠点をアメリカへ移す。
オーストラリアのモールで「フリー ハグ キャンペーン」運動を行い、その時の様子をYouTube上に公開したところ大ヒット。現在7800万再生を超えている。

その映像に『All the Same』という曲を挿入し、これまたヒット。
一気に知名度を上げたバンドは以降タイアップが次々と付き、成功を収めた。
以降バンド活動を続けていくが2014年にフロントマンのシモン・ムーアが解雇される。
新たなヴォーカリストが加入する、という出来事があった。

Silverchairファンということもあり、音楽はグランジ~オルタナ。
どこか陰があるが聴きやすい曲ばかりだ。

フロントマンのシモンは幼少期から俳優業も行ってきており映画の主演を務めるほどの人物。バンドから去った後は、ソロアーティストとして活動している。

Taxiride (タクシーライド)

爽やかなコーラスワークのオルタナティヴ・ポップ
97年、メルボルンで結成。

このバンドはロックではないと思うのだが個人的知名度は高いので書きます。

Taxirideはほぼボーイズグループのような感じだが、ポップロックバンドとして活動していた。
4人のメンバー全員が歌いコーラスし、それはまぁボーイズグループと捉えられる。
実際パブロックバンドとしてメンバーが経験を積んでおり、各々スキルが高く出たがりなメンバーの集まりなんだろう。

曲はとてもポップ。
でも爽やかで聴きやすく、良い曲も沢山ある。
しかし、その方向性に嫌気がさしたリードシンガーの脱退もあった。

曲の完成度は高く"捨て曲がない"という称賛もあった。
ところどころBeatlesをオマージュしたような演奏も聴こえ、バンドとしての主張も感じられる。
だが一般的なメインストリーム志向を貫いていたので、評価は良くも悪くもという感じ。

メンバーの脱退が続いたが、2008年まで活動は続いた。
2015年にオリジナルメンバーで再集結。

このバンドは年をとってからの方がカッコ良いと思う。
おじさんのポップロックって、何か渋さがあって良い。

28days

DJやラップを取り入れたミクスチャー
97年、ヴィクトリア州フランクストンで結成。

明るくてノリの良いゴキゲンなバンド、という印象。
それは良くも悪くも。
パンクを基にし、フェスでの盛り上がりも大いにあった。

年代的に流行りを取り入れた感が否めないが、2001年~2003年頃はバンドにとって全盛期だったと思う。メディアではヘヴィーローテーションされ、人気もうなぎ上りだった。
日本へはFUJI ROCK FESTIVAL'01にRED MARQUEEステージで参加。

基本はメロディックパンクだが、ベースの音はヘヴィーバンドのようなゴリゴリサウンド。DJも入ることでパンクとニューメタルの中間のような楽曲が多い。
2007年に解散するも2年後に再結成。
2015年までは活動していたようだ。

Machine Gun Fellatio (マシンガン・フェラチオ)

おバカだがグルーヴィーなオルタナバンド
97年、シドニーで結成。

VragというバンドとLimebunnyというバンドのメンバーが97年に結合して結成。
バンド名からして想像できると思うが、ライヴのパフォーマンスも卑猥。
大学での公演(学祭みたいなもの?)はほぼ許可が下りず、活動は制限されていたよう。
それでもラジオやTVからは普通に彼らの音楽は流れていた。
ふざけた容姿やコンセプトを持っているが、演奏は意外と真面目でプロフェッショナル。歌も上手く人の懐に入り込むような感覚で自然と耳に入り込んでくる。

2002年リリースの『Paging Mr. Strike』がヒットし、露出(どちらの意味でも)が多くなった。
『Pussytown』という曲はお気に入りなのだが、まぁタイトルも嫌いじゃない。
フロントマン・Pinky Beecroftの音楽的才能は確かなものでソング・オブ・ザ・イヤーを受賞したり、他ノミネートもされていた。

2005年に解散し、各々音楽活動を続けている。
Pinky Beecroftはthe White Russiansを結成し、なかなかカッコ良い。

Motor Ace (モーター・エース)

メルボルンが生んだ、誰もが唸る名曲メイカー
98年、メルボルンで結成。

彼らはメルボルンの澄んだ青空の下で生まれ育っているが、音楽はUKロックのような曇り空の下で作られたような陰鬱さがある。
最初はUKバンドだと思ったほどだった。
だからこそ"静かな激情"とでも言うか、エモーショナルな感情が伝わってくる。
oasisがMoter Aceを気に入り「Carry On」を何度も聴いたと言っていたが、確かにUKウケは良いだろう。

Motor Aceを知ったのはオーストラリアにいた2002年。
TVでMVが流れていた。
曲は『Pieces』。
私はこの1曲でノックアウトし、すぐにCDを買いに行った。
1st『Five Star Laundry』と2nd『Shoot This』。
アルバムを聴いたとき、目は見開き口はポカーンと、まさにBECK状態だった。(漫画のね)

「こんなバンドがいたなんて…」という状態とバンドを知れた嬉しさから、しばらくテンションが高くなっていたと思う。
Motor Aceはメロディーが美しく、骨太なサウンドが聴いていて心を揺さぶってくる。
このスタイルのバンドを沢山知っているわけではないが、「もっとこんなだったらいいのに…」という溝を埋めてくれたような感覚だった。
「Criminal Past」は何度も繰り返し聴いた。

2005年に解散したが、2018年に再結成。
2022年には17年ぶりのシングルをリリースした。

Jerk (ジャーク)

轟音インダストリアル・メタル
98年、シドニーで結成。

オーストラリア版のStatic-Xという感じのバンド。
実際にMarilyn Manson等USメタル勢の豪州ツアーでは前座に選ばれており、オーストラリアのロックチャートでは上位に食い込んでいた。

同期を使った重厚なインダストリアルサウンドが特徴でライヴでも分厚い音が再現されている。

ドラマーのラマー・ロウダーが楽曲制作やプロデュースに長けており、MVの監督も務めている。
2004年に解散し、新たなバンド活動や音楽制作をしている。

I Killed The Prom Queen (アイ・キルド・ザ・プロム・クイーン)

鳴り響く咆哮、オージー・メタル・コア
2000年、アデレードで結成。

地元でのチャート1位を数週間キープし注目を集めたメタル・コア・バンド。
国内外のフェスへの参加で知名度を上げていった。

初期はマックス・カヴァレラのようなデスヴォイスのメタル・ハード・コア、2006年にヴォーカルがクビになりチェンジ。
以降は北欧メロディック・メタルのような音楽性へ変化していった。
しかし、また脱退。

このバンド名は一度聞いたら覚えやすいですね。
曲を聴けばSoilworkに影響を受けているのはよくわかります。
2008年に解散するが2011年に再結成。

JET (ジェット)

デビュー前にFUJI ROCK FESTIVALに出演した時代の寵児
2001年、メルボルンで結成されたロックバンド。

ガレージロック・リバイバルの2003年、アメリカでの契約に20社以上による争奪戦が行われたというオーストラリアの期待の新星としてデビューした。
The Rolling Stonesからサポートのオファーが来るほど称賛されていた。

この時期はThe Vinesもいてオーストラリアンロックが注目されていた時期でもある。
ニュージーランドのThe Datsunsも世界的に認められており南半球バンドへの評価が上がっていた。

日本のあらゆるメディアでも取り上げられ、CMなどにも使われていたんじゃないだろうか。日本武道館単独公演も成功させ、人気も定着していた。
代表曲とも言える『Are You Gonna Be My Girl』がIggy Popの『Lust for Life』に酷似しているという声もあったが、このリズムは誰のものでもないだろう。

『Are You Gonna Be My Girl』は好きな人ならわかると思うが、ゴッドタンのマジ歌選手権でフットボールアワーの後藤輝基が歌っていた『ヘブリカン』の原曲でもある。

2012年に一度解散するが、2016年に活動再開。
FUJI ROCK FESTIVAL 2017にも出演し根強い人気がある。

The Beautiful Girls (ザ・ビューティフル・ガールズ)

ルーツ・ミュージック・オルタナティブ・ロック
2001年、シドニーで結成。

ジャック・ジョンソンのサポートを行っていたバンドで、ガールズではなく全員男性のバンド。
シンプルなバンド名とのギャップが印象的。

初期メンバー全員がサーファーということもありサーフロック感も感じられる。
オーストラリアのサーフコーストに合いそうな自由気ままな楽曲が多く、まさにオージー版のジャック・ジョンソンといったところだ。

サーフロックと思いきやルーツ・ミュージックバンドということで演奏のスキルは高く、様々な要素を取り入れている。
広い大地の国だからこそ、その土地にあったバンドは出てくるものだと思う。
これもまたオーストラリアらしい側面なのかもしれない。

Pendulum (ペンデュラム)

パースから世界へ、劇的エレクトロニック・ワールド
2002年、パースで結成。

メタルコア~ハードコアテクノを基に活動をしていたロブ・スワイヤーとギャレス・マクグリレンがドラムンベースのDJデュオとして結成。
ほどなくドラムンベース発祥の地・イギリスに活動拠点を移し、徐々に注目されるようになってきた。

MCやギター、ドラマーが加わりバンドとしてスタイルアップし2008年にメジャーデビュー。
ドラムンベースファンとロックファンから好評を得た。
間もなく、EDMの世界的流行も相まってバンドへの注目は高まり、全英1位という快挙を達成した。

バリバリなエレクトロだが、ロック要素が強くあまり過激なサウンドではないのですんなり聴ける。
一部古臭いという批評もあるようだが、それもわかる。
演奏は真新しいわけではなく、メロディーを際立たせた作り方をしている。
演奏やグルーヴ感は既に確立されているものだが、Pendulumはメロディー重視で、歌謡曲のように聴きやすいことが魅力だ。

2011年に無期限の活動休止を発表し、ロブとギャレスはKnife Partyを結成。
デビュー10周年となる2015年に活動を再開。

The Morning After Girls (ザ・モーニング・アフター・ガールズ)

様々な顔を持つネオ・サイケデリア・ロック
2003年、メルボルンで結成。

フォークやブルースが見え隠れするシューゲイザー、サイケデリック・ロックバンド。
一時はニューヨークに拠点を移し活動していた。
ゲームに曲を提供したり、米ドラマに起用されたり、彼らの曲は色んな表情がある。

The Morning After Girlsを聴いていると、コレ同じバンド?と感じることがある。
個人的にずっと同じサウンドで流れるアルバムより、そういうバンドが好きなので聴いてて楽しい。

2017年にオーストラリアに戻り、ライヴツアーを展開。
The Charlatansのサポートを行ったり、ドキュメンタリー作品を出したりしている。
新作はいつになるのか…。

Airbourne (エアボーン)

ド直球の骨太ハードロック
2003年、メルボルンで結成。

気持ちいいくらいにハードロックど真ん中。
ヴォーカル&ギターとドラムのオキーフ兄弟を中心に結成し、2007年にロードランナーからメジャーデビュー。オーストラリアではEMI。
いかにもロードランナーが好きそうなバンドである。

決して新しいスタイルな訳ではないが、伝統を引き継いでいくのも難しいことであり、好きなことをすることがロックだと思える。
本国以外ではドイツでの人気が高くかなり上位に食い込んでいる。
若干UKのThe Darknessと似ているが、実際The Darknessのダン・ホーキンスと共演もしている。

『Runnin' Wild』のMVではMotörheadのレミーが出演している。
ハードロックにはこういう遊びがピッタリ合わさるのは何故なんだろう。

Wolfmother (ウルフマザー)

サバスやピンクフロイドを彷彿させるサイケ・ハードロック
2004年、シドニーで結成。

2000年代はリバイバルが続く。
古臭いようで新しくもあるサウンド。
各々の解釈で新たに生まれ変わり、懐かしくもあるが新鮮さも感じる不思議な感覚になる。
Black SabbathのサウンドでDeep Purpleを演奏しているかのようなバンド、それがWolfmotherである。

そりゃ当然ウケる。
彼らのガレージ感のあるハードロックで盛り上がらないはずがない。
聴くより観た方が楽しめるバンドだと思う。

その音楽性の他に、The Vinesのメンバーが在籍していたり話題が先行することも多いバンド。
評価は上場で商業的に成功している。
そのグルーヴ感は見事な融合だ。

The Temper Trap (ザ・テンパー・トラップ)

壮大な大地を感じさせる魔法の歌唱力
2005年、メルボルンで結成。

インドネシア生まれのヴォーカル・マンダギの伸びやかな歌声がとても美しいインディーポップバンド。
2006年にEPをリリース。
フェスやツアーを多く行い、音楽業界の注目を集めバンドの活動幅が広がっていった。
2008年にはロンドンへ拠点を移し、よりメジャーな活動幅を広げた。

シングル「Sweet Disposition」がヒットし、本国オーストラリアでも賞を受賞。
メディア出演も多くなり、知名度が上昇。
ツアーやフェス出演を行い続け、今後の活躍に期待がかかる。

「音符を超越する」と称賛されるその歌声はまさに漫画BECK状態。(※2回目)
インディーロックと言えど、聴きやすさはメインストリーム上にありヒットするのは当然のバンドである。

Closure In Moscow (クロージャー・イン・モスコウ)

トップのサウンド!プログレッシブ・前衛・ロック
2006年、メルボルンで結成。

2008年デビュー。
レコーディングするために仕事を辞め、車を売り長い時間を費やしてデビュー作『The Penance and the Patience』を制作。
アメリカに拠点を移したり、様々な楽器を駆使し挑戦を続けAlternative Pressの「2009年に知っておくべき100のバンド」のリストに掲載されるまでになった。

The Mars Voltaと比較されることが多いみたいだが、声が似てるだけだと思える。
プログレ的な部分はあるがジャンル的にはもっとストレート。
方向性も異なる。

Closure In Moscowはとにかく音がカッコ良い。
シンプルなサウンドの曲も多いが、サウンドの追求はギター好きな私にはたまらない。
ただ『ピンクレモネード』という曲があるのだが、それはちょっと何言ってるかわかりません。
※Moscowはモスクワではなく正式な発音でモスコウと表記させていただきました。

Tame Impala (テーム・インパラ)

高次元のアート性を持ったオージー・サイケデリック
2007年、パースで活動開始。

ケヴィン・パーカーによるソロプロジェクト。
ほぼ彼一人で演奏を行いレコーディング、ライヴはバンド編成。

ケヴィン・パーカーの頭の中に流れる音像を細かく具現化したアート作品。
音が交わり、その塊がアメーバのように増殖していく。
繊細なサウンドのアンサンブルが魂を持ち身体の中に入り込み脈打つ。
Tame Impalaの音楽はそんな感覚に犯される。
それは変な物質ではなくて、サイケデリック・ロックなのだ。

The BeatlesやThe Byrds、Greatful Deadなど60年代のサイケデリック・ロックの現代的再構築といったようなTame Impalaは、活動を始めてすぐに注目され世界的な成功を収めた。
大型フェスのヘッドライナーを務め、日本へもFUJI ROCK FESTIVALで公演している。

Tame Impalaを聴いているとジョン・レノンのような歌声だなと感じる曲がある。
それぞれの楽曲がThe Beatlesに通じていることもあるだろう。
MVで確認できるがメンバーが持つ楽器もThe Beatlesを意識してのことだろうか。

比較的一定のテンポで展開していく曲が多く、それはサイケデリックの進化ではなく再構築という言葉がぴったりハマる気がする。

ケヴィン・パーカーはプロデューサーとしても世界的に活躍しており、才能を発揮している。
2020年以降のオーストラリアロックはTame Impalaが牽引していると言っても過言ではないだろう。

Last Dinosaurs (ラスト・ダイナソーズ)

日系インディーロック
2007年、ブリスベンで活動を開始。

バンドメンバー4人の内3人が日系人というバンド。
メロディアスでダンサブル、フワフワとした優しいサウンドが特徴的なインディーロックバンドだ。

Tahiti80のようなPOP性を持ち合わせ、聴き飽きない楽曲揃い。
2012年にデビューし国内外で活躍している。

日本にはプライベートでも頻繁に訪れているようで、バンド名はThe Pillowsの曲名が由来。
メトロポリタンなだけにこういったバンドは珍しくないが、日本人として親近感が湧いてしまう。それに楽曲が非常に良いので好きにならずにはいられない。

With Confidence (ウィズ・コンフィデンス)

モダンサウンドが弾けるポップ・パンク
2012年、シドニーで結成。

バンドを結成してYouTubeに動画を投稿し始めたのがきっかけでデビュー。
先輩バンドのサポートをこなしつつファン層を広げていった。
次第に人気を得ていきヘッドライニングツアーを行えるまでになった。

米国、日本、UKへツアーを周り、オーストラリアへ戻ってまたツアー、合間にレコーディングと精力的に活動。
メンバーの脱退、加入を行いながら国内外の活動を行ってきたが2022年に解散を発表。

誰でも好むようなサウンドにポップセンスを感じるメロディー。
非常に良いバンドだと思っていたが解散。
メンバーチェンジが激しかった気がするが、何か問題があるんだろうな。
ポップ・ロックを聴きたい時にオススメです。

Skegss (スケッグス)

ルーズ&サーフ&ガレージ・ロック
2014年、ニューサウスウェールズ州バイロンベイで結成。

Arctic Monkeysのような枯れたヴォーカルが特徴的なガレージロックバンド。
飾らないゆるいスタイルがSkegssの魅力であり、オージー・ビーチ・ロックとして人気を博している。

サーフコーストで冷たいビールを飲む、そして自由気ままにロックする。
そんな評価が多いSkegss。
全て良い意味でだが、確かにのんびりビールを飲みながら時間を過ごすときに流したいロックだ。

若々しいエネルギーも感じるが、それがガレージロックの良さを引き立てている。
オーストラリアではベストロックアルバム等の賞にノミネートされるなど、バンドとして結果も出しており今後の活躍に期待がかかる。
だが、今後のことなんて考えず、のんびりビールを飲みながらロックしていてほしい。


既に解散しているバンドもいるが、オーストラリア国内だけでなく世界的に知名度を上げたバンドを主に取り上げた。
当然もっと沢山バンドはいるし、これからも出てくるだろう。

ロックに国境はない。
国がどこであれ、カッコイイものはカッコいい。

いただいたコメント

  1. 名無し より:

    もしよかったら『Who can it be now』と『Down under』は是非入れてください

  2. 名無し より:

    Men at Workが入ってないやん!

コメント

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執筆者:Arlie

アーリー、闇属性。 猫と競馬とテキーラが好き。 音楽はロックであれば何でも聴くが、たまに毒を吐く。実はアイドルも好き。

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