誰しもそのバンド名やアーティスト名を聞くだけで思い出す事の1つや2つぐらいあるだろう。

え？ない？まあいい。

自分の場合、そのバンドの一つがレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン。

1993年のロラパルーザーがきっかけでブレイクしたらしい。自分が13歳の時。中1。

今でも記憶にあるのは、そのレイジのロラパルーザーの写真をコンビニで見ている光景。

当時、聞いてた音楽は尾崎豊と長渕剛とB'z。まあこれらは今でも好きだが、、

ビースティー・ボーイズの「Check Your Head」が1992年の発売！

このアルバムはミクスチャーの元祖的なものでもあるけど、まだまだほんとうの意味での実験色が濃くカッコいいけどストレートではない。

その1年後にレイジがあんな音楽をやっていると思うと、進化？のスピードは早い。

自分がバンドをやりだした16歳頃、ヒップホップとロックをやっている先輩とかはクレバーな感じで見られてた。

そんな時に、レイジの登場破壊力は半端ない。なんもかんもクレバーなんて言葉は吹っ飛んだ。

サンプリングしたかのような音がギターで繰り出され、ドラムはロックのダイナミクスとヒップホップのビート感で揺さぶり、ある意味レッチリのフリーよりわかりやすくシンプルなベース。

そして、その全てを前菜としてしまう勢いのボーカル。そう、その全てをある意味しらけさせてしまうのが、ザックの声と前のめりな声なんだ。

ヒップホップのリピート感、ループ感が更にザックのボーカルをヒリツカせる。

ザックの歌は今で言うところエモいって感じだと思う。

エモいって、懐かしかったりノスタルジックな場合じゃないときでも使うんだぜ。

とくに楽器をやっている人は、そのバンドの自身のパートしか聞いてない人がいるが、レイジがそういった人達もボーカルに注目させたバンドなんじゃないのかとかさえ思う。

ザックを見て、ハーフパンツにTシャツでチリチリヘアーにした人も多いハズ。

レイジがでてきて、ビースティー・ボーイズもバットレリジョンも含め、自分の中にあったバンドがぶっ飛んだ。

ぶっ飛ぶってどういうことかわかる？

今までの培ってきたモノが全て崩れて、新しい価値観とイマジネーションで自分の中が再構築されること。再構築は一瞬で済むこともあれば、長い間かけて再構築されることがある。

いいかい？全てぶっとんだんだ。

いつも、レイジを聞いていた。レイジを聞くと新しいサウンドとある種エモいザックの声を聴くと外見も内面もパワーアップした感があったんだ。だからいつもレイジを聞いてた。